運慶作、大日如来坐像、ニューヨークでオークションにかけられる！

　ベガルタ仙台のホーム開幕戦を明日に控えてますが、心を落ち着かせるために歴史と旅、仏像彫刻ネタを紹介します。

　鎌倉時代の仏師、運慶作と言われ国立博物館にも展示された大日如来坐像が、個人所有で国宝・重文指定の同意が得られなかったため、ニューヨークでオークションにかけられました。

　国宝級の仏像彫刻の海外流出が騒がれ、署名活動も起きたのですが、国はオークション参加を見送っていました。

　オークションの結果、落札したのは三越百貨店、これで海外流出はひとまず避けられそうです。

　しかし落札額は1280万ドル（約12億5000万円）、t当初の予想が2億円ですから、どれだけ価値のあるものか分かります。
　国の宝ですから、せめて重文の指定を受けさせ、オークションは避けたかったものです。

　それにしても、日本に残ってくれて良かった。

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運慶作品 12億5千万円で落札
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080319-OYT1T00161.htm?from=rss&ref=mixi

コメント 1

先日、東京国立博物館へいってきました。
話題の大日如来は、なんと通常入場券（常設展）での拝観ができました。

なんとも素晴らしい出来栄えだと思います。落札した真如苑さんありがとう。

台座や光背まで整っていれば完璧国宝でしょう。（鎌倉時代から今日まで個人所蔵だったためでしょうか？）

写真や映像で紹介されている本像より実物が断然よく見えます。
おそらく照明設計が仏堂のそれに近いせいだと思います。

みなさんもこの機会にぜひご覧になられたらよろしいのでは？
by なりなり (2008-07-15 12:50)