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奈良、秋篠寺と伎芸天さま [歴史と旅]

 大阪長居第2陸上競技場に向かう前に奈良の「秋篠寺」に行ってきました。
ここは、ひっそりと佇む小さな古寺で団体旅行のルートにもなっていません。

 当初は大きなお寺でしたが平安時代、兵火にあい、伽藍の大半を失ってしまいました。
現在は本堂のほか、数棟を残すのみです。

          秋篠寺の参道
          (往時はこの両側に伽藍が立ち並んでいました)


          兵火で消失した当時の本堂の礎石など

 現在の本堂はシンプルな造りですがバランスの良い美しい建物です。

          秋篠寺本堂

 秋篠寺といえば木蓮、花の季節には写真を趣味とする人々が木蓮を前景に
優美な本堂の写真を撮りに集います。

          木蓮と秋篠寺本堂
          (木蓮の花には少し時期が早いようです)

 そして、なにより人を秋篠寺に惹きつけるのは「伎芸天」という仏像彫刻です。

          伎芸天さま
          (堂内は撮影禁止、購入した写真を撮影)

 その横顔の美しさ、姿勢のたおやかさは人々を魅了するものがあります。
また、日本で唯一、伎芸・芸能をつかさどる天女でもあります。
宝塚歌劇団やをはじめ多くの人々が、内緒でお参りにくるそうです。

 平成2年当時、礼宮さまはこの地にちなんで秋篠宮家の宮号を賜りました。
紀子様の笑顔と伎芸天さまを重ね合わせる人も多いと聞いています。

 さて、大阪長居第2まで急がないと・・・。


伎芸天メモ:
 伎芸天は兵火に合った際、傷んでしまいました。
 頭部は平安時代、現在の体部は鎌倉時代の作です。
 しかしその出来栄えは見事なもので時代の違いを
 まったく感じさせません。


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